千葉市教育委員会との意見交換会

先日はこころねが事務局をしております「千葉市教育確保の会」と千葉市教育委員会との
意見交換会がありました。
千葉市の不登校支援は少しずつ着実に進んでいます。
来年度は更に進んでいくでしょう!


~~以下、こころね地球学校校・白尾藍FB投稿記事より~~

先日、千葉市のフリースクールや夜間中学など
多様な学びの場を主催する民間団体が集まっている「千葉市教育確保の会」と
千葉市教育委員会との意見交換会がありました。

教育次長をはじめ、不登校に関連する市教委の錚々たるメンバーが
積極的に参加してくださり、2年前より定期的に行われています。
今回の議題は、昨年に提出した要望書についてのご回答をいただき、
また、ざっくばらんに意見交換し合いましょうという会でした。

確保の会で出した要望書の要点は4つ。

①不登校児童生徒の家庭への経済的支援
②不登校による欠席が高校受験における不利益にならないように配慮いただきたい。
③教育センターと民間フリースクールの連携を深め、教材使用の許可などをお願いしたい。
④フリースクール等の廃校利用を検討していただきたい。

市教委からは、
①は生活保護や就学援助の家庭については、
令和2年度よりフリースクール等の通所費用の補助が出ていること。
②は受験においては自己申告書の提出により欠席が多い理由を申し出ることができる。
この制度の周知を徹底させたいということ。
③は不登校児童生徒本人の申し出によって、家庭でも教育センターで使用している
学習探検ナビやドリルパークが使えるということ。
④廃校利用は耐震や安全面の面で難しいが、地域に開放されている体育館やグラウンドは
スポーツ振興課に申し出て使えること
・・・等をご回答いただきました。

また出席扱いのガイドラインについてや民間側の実情や率直な意見などを話し合ったり、
来年度からは教育委員会だけでなく、
不登校児童生徒に関わる市役所内の各部局も加わった「不登校会議」なるものが
発足予定であることなどお聞きしました。

不登校の子どもたちが学びや交流の機会を過不足なく持てるよう、
子どもたちの利益を1番に考えている思いは、
教育委員会のみなさんも民間の私たちも一緒です。

不登校が子どもたちの育ちや社会的自立に向けて影響のないよう、
いまだ充分な環境が整ってはいませんが、
少しずつ着実に進んでいることを実感しています。
学校現場だけでなく、また市中の人々にも、
更に理解をしてもらえるといいなと思っています。

写真は堅そうな会議風景ですが、
穏やかな雰囲気で互いに理解を深めた有意義な会でした。
こういう公の会議も、お茶やお菓子を囲んでなら
もっと和やかで話しやすい場になるのになぁと、
HSPっぽいことをふと思ったのでした

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