自分の心の奥は自由な世界〜不登校の森スタッフ高橋公子より
社会では、適応と不適応という言葉がよくつかわれます。
不適応とは、その環境に対し適応できないことをいいます。
逆に言えば、不適応とは、その不適応な環境に対し「適応する行動をとった結果」とも言えるのです。
環境を変える努力がなされないまま、その本人にだけ、変わるよう求めることは、人格を否定されたような思いにさらされ、よりその環境に対し脅威と距離を置かざるを得なくなることでしょう。
何らかの不適応な状況の中にいる人は、少なからず自分を責めています。周囲に心配をかけ、人と違う、自分にOKを出せない状態はとても苦しいのです。
でも本来、こんなことで悩む必要があるのでしょうか?
世間は、本当に正しいのか?そもそも、生きることに正解はありません。
世界に目を向ければ、文化も異なれば、風習も教育も、考え方さえも異なることだらけ。狭い世間の中で、選び取ることもできない環境が人を苦しめているのではないでしょうか。
そこで、自分の心の奥を覗いてみてほしいのです。
そこは自由であっていい世界です。
自分はどうでありたいのか。
様々な抱える困難を人のせいにしてもよい。
それでも、今を、未来を生きる自分の人生を、人のせいにして生きていくことはできない。
しっかりと自分と向き合うことで、見えてくることがある。考えることができる。
これは、とても困難を伴う作業で、苦しみを伴います。
それでも、これを超えたところに、その人だけの生き方が見えてくるだろうと思います。
学校に行かない選択をした子どもたちは、少なからず、自分と向き合う作業をしています。とても勇気のいることです。その成長を周囲が支えることができれば、心の成長に伴い自分らしい自立を遂げることができるのではないかと感じます。
大人も子どもの成長を慮るあまり、心配でいっぱいになり、その思いがあふれ出てしまうこともあるでしょう。
それはそれで、自然なことです。
自分を責めることなく、親も素直な思いを語れるといいですね。
こころねでは、そんな考えから、思いを共有でき、安心感のある中、子育てができる環境を作っていきたいと思っています。
毎月1回
こころねでは、「不登校の森」として、親の会を開催しています。
同じような思いを抱える者同士の親の会です。
お子さんには伝えられない思いもあるでしょう。
親だって心の栄養が必要です。鋭気を補える場所になることを願い開催しております。
次回は11月26日(火)
都賀コミュニティセンター 和室2
AM10:00~12:00
参加費 1000円 (お茶代込み)
にて開催します。
皆さんがお話できるよう、参加者は6人までの少人数での開催とさせていただきます。
ご参加ご希望の方は、
(申し込み)
こちらのイベントページでの参加表明
またはメール info@cocorone-chiba.jp
直接メッセージ(伊藤宛)
yuuyukiko36@gmail.com
こころね不登校LINE@
でも可能です。
お名前、連絡先、お子様連れ等を明記の上、ご連絡ください。
投稿 こころね「不登校の森」担当 高橋公子